中東欧のことあれこれ(2) チェコの人形アニメ


こんばんは。nidoです。
今日も一日おつかれさまでした。
なかなかお天気に恵まれない和寒。週末はすこし良くなるのかな。

さて、今日はチェコの人形アニメのお話を。
nidoの店内にはチェコの絵本が何冊か飾られていますが、
そのなかのひとつに「Jiří Trnka」という人の作品があります。

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Jiří Trnka(イジー・トルンカ)※以下、Wikipediaより。。
チェコのアニメーション監督、人形作家、絵本作家。
チェコを代表する人形アニメ監督であり、チェコアニメの牽引役を担った。
アニメーションに与えた影響はウォルト・ディズニーと比肩すると評価されている。

。。。だそうな。すごく有名な方のようです。

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店内にある絵本の挿絵も、とても素敵です。
線がはっきりしていなくて、どこか夢うつつな感じで、
ぽーっといつまでも眺めていたくなります。。

というわけで、イジー・トルンカのアニメ作品をいくつか観てみました。

そのなかで特に印象的だったのがこれ。『手』という作品です。

かなり重たいです。。。。
主人公が部屋で植木鉢を作っている。
すると、部屋のなかに突如大きな手がにょきにょきっと現れて、
植木鉢を乱暴に別の形に作り替えてしまう。
大きな手がいなくなって、また植木鉢の形に戻しても、
すぐにまたやってきて、何度も何度も作り替えてしまう。
そのうち、主人公は操り人形のようになって、大きな手の言う通りに作品をつくる。
結果、主人公は誉め称えれ、英雄として祭り上げられるが。。。

この作品は、イジー・トルンカの遺作となった作品だそうです。
大きな手が何を意味するのか。
当時のチェコは共産主義体制でしたから、おのずとそういうことか。。と想像しますが、
なんとも後味の悪い結末にも関わらず、何度も見返してしまいます。。

イジー・トルンカの作品で、最初に観たのがこれだったので、かなりの衝撃。
ほかのもこんな感じなのかと思ってドキドキしましたが、そうではないようです。
例えば、これ。 タイトルは『真夏の夜の夢』。

人形の表情や動き、セットの美しさ、ファンタジーな物語の世界にぐっと引き込まれます。
シェイクスピアの戯曲を映像化したものだそうです。
そんなことも知らずに観たのと、言葉もわからないのとで、
勝手にストーリー考えたり、セリフ乗っけたりして、それはそれで楽しかったです。
(こういう楽しみ方も、ありということにしたいと思います。。。)

そうそう、小さいころにやった人形遊びを思い出します。
これはアラサーでもついうっかりワクワクします。

子どもたちにもぜひ観てほしいですが、大人にもすごくおすすめ。
思わず夢中になりますよ〜。

さて、話は変わりますが、今夏、nidoはいくつかのイベントに出店させていただきます。まず今週末は、お隣の鷹栖町で行われる「ハレバレパレット」へ。
初夏の北海道、気持ちのよい野外で音楽を楽しもうという最高のイベントです。
そんな素敵なイベントにお声がけいただき、本当に嬉しいです。
nidoからは、オーガニック珈琲、有機栽培のストレートジュースなどをお出しする予定です。
チェコの雑貨も持って行く予定ですので、お近くの方はどうぞお立ち寄りくださいませ。

それでは、また〜。


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2014-06-18 | Posted in 中東欧のことNo Comments » 

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